外科は、骨や筋肉に関することは整形外科、頭に関することは脳外科、心臓に関することは心臓外科、肺に関することは呼吸器外科、乳房に関することは乳腺外科など、専門性によって細かく科が分かれます。また、外傷などによる体表の傷やお腹の手術を行う(消化器外科)外科を総称して一般外科と呼ぶこともあります。
風邪やインフルエンザなどの内科全般、脂質異常症(高脂血症)・高血圧・糖尿病といった生活習慣病、肥満、高尿酸血症(痛風)、気管支ぜんそく・花粉症などのアレルギー性疾患、肺炎・慢性気管支・肺気腫などの呼吸器疾患など幅広い疾患に対応します。また、政策として厚生労働省が平成20年4月から開始した生活習慣病予防のための特定健康診査・特定保健指導にも積極的に取り組んでいます。
腹痛・便秘・下痢・吐き気・嘔吐・血便・下血など、いろいろな消化器に関する症状を持った患者様の窓口になるのが消化器内科です。症状によっては血液検査・超音波検査・内視鏡検査など様々な検査を行うのも消化器内科の役目です。そして診断を下し、お薬で治療出来る患者さんには薬物治療を、また手術が必要な患者さんには外科への紹介を行います。
肛門の病気も外科で扱う病気の一つです。痔(じ)と一口で言いますが、痔にはいくつかの種類がある事をご存知でしょうか?人に見せたくない部分ですし、何となく「痔なんてそれほど大ごとには至らないのでは?」とお考えの方も多いのではないかと 思いますが、お薬だけでは治らない病気や、放置するとどんどんと状態の悪くなっていく疾患もありますので注意が必要です。
整形外科とは身体の芯になる骨・関節などの骨格系とそれを取り囲む筋肉やそれらを支配する神経系からなる「運動器」の病気や外傷を取り扱っており、「運動器」の機能障害や外傷による損傷を診断・治療する診療科のことです。新生児、小児から成人、高齢者まで全ての年齢層が対象となり、その内容は多様で、治療の必要な患者数が極めて多いのが整形外科の特徴です。